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バトスピの世界観

真・転醒編の世界観

真・転醒編 第3章「未来への出征」

ヴィーナたちの元に未来から緊急通信が入る。それはポルックの妹である『カスター』からのもので、この時代と未来との間に時空断絶が起こり始めており、未来へ帰るのは困難になりつつあるという連絡であった。一刻を争う時間の中、ポルックの提案により、『創界神グランウォーカーパールヴァティー』に知恵を借りることとなった。

パールヴァティーは、ポルックがこの時代に来た時に最初に助力をくれた創界神グランウォーカーだという。アレックスが記憶と力を取り戻した今、パールヴァティーの世界への道が開けたのだ。
創界神グランウォーカーパールヴァティー
「ポルック、お久しぶりですね。よかった、目的は無事果たせたみたいですね。
……未来へ帰る方法ですか? 分かりました。アガスティヤの葉を調べてみましょう」
パールヴァティーによると、未来へ帰るには、『戦車チャリオット』と『タワー』、二つのオラクルの力を使えば可能だということだ。しかし、二つのオラクルをコントロールするには特別な技術が必要になることも分かった。その技術を習得するため、ヴィーナたちは「聖都ナユタクルッガ」に向かう。ナユタクルッガは、『オラクル教』の総本山。オラクル教の教えを乞うヴィーナたちの前に『教皇ハイエロファント』が姿を現す。
オラクル二十一柱 V ザ・ハイエロファント
「汝、筋肉を愛せよ。筋肉こそパワー、筋肉がすべてを解決するのだ。そう、オラクルのコントロールでさえも!」
教皇ハイエロファント』の助力を得られたことはヴィーナたちにも幸運であった。目的としていた『戦車チャリオット』がいる「戦車城」は常に移動し続けている。『教皇ハイエロファント』がその道を指し示してくれたのだ。「戦車城」でヴィーナたちは、『翼神機グラン・ウォーデン・ツヴァイ』へと転醒した、かつての戦友ドラゴニック・アーサーと再会し、『戦車チャリオット』の力を得ることに成功する。
オラクル二十一柱 VII ザ・チャリオット
「オラクルの力を狙っている者がいる。すでに塔は取り込まれた。
倒すべきはクロノス! 力求める者たちよ、共に戦おうぞ!!」
タワー』の支配地域である「エンドオブジャーニー」で待ち構えていたのは、すでにクロノスの配下となっていた『オラクル二十一柱 XVI ザ・タワー』とその眷属である塔の造兵たちであった。数の上ではヴィーナたちが優勢だが、『タワー』を倒してしまえば未来へと向かうオラクルの力を失ってしまう。ヴィーナたちは難しい戦いを強いられることになるも、時空警察の機転で『ザ・タワー』を捕縛することに成功する。

当初掲げていた目標は達成された。あとは『戦車チャリオット』と『タワー』の力で未来に向かうばかりとなったそのとき、バル・マスケの使者が姿を現す。

――塔落ちし時、古の約定に従い、主は目覚め、汝らを滅ぼさん。
バル・マスケ 大公爵 ゼーゲブラヒト
「余はバル・マスケの真祖にして大公爵。遥か古の盟約、果たすときが来たようだ……」
創界神パールヴァティー