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契約編:証の世界観
第1章
ケイオスによる『混沌戦争』は終結し、ダンは漂流者へと戻っていた。レクリスへの帰還の途上、ダンは新たな世界へと呼ばれる。そこは、神世界の最果て『未踏領域』と呼ばれる場所であった。未だ創界神の影響の及ばないその領域に存在する世界は原始的で驚異に満ちていた。
世界のすべてを覆い尽さんと、絶えず生長を続ける「生きる超樹海」、地上から空へと落ちる「逆瀑布」、ゴムの様な弾力を持った岩が跳ねる「跳躍岩」、世界の中心まで通じる「大深淵空洞」。それはダンが見てきたどの世界よりも生命力に溢れていた。
圧倒的な自然に包まれたこの世界だが、そこにもスピリットは存在している。中でも特徴的なのは、「旗種」と呼ばれるスピリットだ。彼らは「フラッグ」と呼ばれる旗を用い、「クラン」と呼ばれる集団を作っている。そして、クランは、時に協力し、時に争い、この世界を動かしているのだった。
未踏領域にやってきたダンは、3つのクランと邂逅する。
1つは「自由冒険団」
1つは「魔神同盟」
1つは「閃光革命」
レクリスへ帰る手段を探していたダンは、冒険家の狐スピリット「リベル」と出会う。彼は3つのクランの内の1つ「自由冒険団」の旗手であり、未知の世界を旅して、様々なことを知るためにクランを結成したのだという。ダンはクランに入団し、共に未踏領域を冒険することになる。
- 冒険の旗手リベル
- 「俺は冒険が大好きだ! ダン、お前もだろ? 一緒に冒険しようぜ!」
「自由冒険団」は生きる超樹海を抜け、「魔神同盟」の勢力圏に入る。「魔神同盟」は魔神アルバ=ディザードを崇めるクランである。フラッグの旗手は魔神の執事「アモン」。ダンがこの世界に来て間もないころ、ダンの力に目を付けたアモンにクランに誘われていたが、それを拒否。以来、「自由冒険団」と「魔神同盟」は対立を深めてきた。
そして、「魔神同盟」の本隊が駐留する「ガルモーヘル離宮」にて、ついに2つのクランは激突することになる。結果はダンとの契約の力でリベルが何とか勝利するが、クラン同士の決着はつかず、この先もこのような戦いを繰り返していくのだろう。
- 魔軍の旗手アモン
- 「わたくしめの誘いを断るとは……ナルホドナルホド……」
「魔神同盟」と小競り合いを続けつつ、冒険の旅を続けるダンたち「自由冒険団」は白の街「ホワイトベールズ」に辿り着く。ここは「閃光革命」の本拠地である。「閃光革命」は聖女「ファラ」を旗手とするクランで、現在の勢力図を塗り替えようと規模を拡大している新興勢力だ。
ファラは「自由冒険団」が契約者と結びつき、大きく勢力を伸ばしたことを目の当たりにし、自身も契約者を見つけようとしていた。そんな折に「自由冒険団」が目の前に現れた。ファラは勢い余って「自由冒険団」へと攻撃を仕掛けてしまう。最悪の形で契約者と出会ってしまったファラは失意のままダンの元を去っていった。
- 光虫の旗手ファラ
- 「ダンじゃなかった……あたしの運命の人はどこにいるの?」
――『未踏領域』は未だ創界神の手の及ばない未踏の世界である。そこにはまだ見ぬ冒険と出会いが待っている。フラッグとクランは、その旅路にどのような影響を与えるのだろうか。新たなダンの冒険が始まる。





